基準が不明確。
自民党らしい伝統の不明瞭会計。
別の党なら上手くできたとは言えないのが日本の寂しいところだが。
1000億円削減したとか言っているが、これは間違い。
そもそもの予算は1300億円。
1550億円なら250億円の予算超過である。
あからさまな調整ミスに他ならない。
責任者はこの差額の詳細を説明する義務がある。そして責任を取らねばならない。
しかし責任者がいない。
これは責任逃れと平和主義を混同してしまった今の日本人の限界か。
問題はより深い日本人の根源的なところにある。
人が人としてどうあるべきなのか。そのために組織はどうあるべきなのか。
目的は何なのか。開始から終了までの道筋は立っているか。
個々の工程における手順と責任者は明確か。
目的と手段を履き違えていないか。
透明性は確保されているか。
今回は上記した内容全てに失敗していると思われる。
何故なのか。
何故への回答は明確にできる。
ぶっちゃけ誰もやる気無いのである。
誘致時点で3割以上が賛成していなかった東京五輪。
本来東京が進めるべき計画であり、政府主導に見える現時点の風景がおかしい。
つまり東京都にも成功への姿勢や指導者が全く見えない。
この状況で誰にやる気が芽生えるのか。
これは一体誰がやりたくて誰のためにやっているのか。
ここらで総括できないと負のレガシーのみが残るだろう。
基本中の基本の話なのだがこれに答えがないなら失敗する。
はっきり言って私には現状は長野五輪の二の舞にしか見えない。
ハコモノ行政は誰も幸せにしない。
まず東京五輪を行う理由を明確にして東京都民で共有すべきだろう。
それが日本中に広まるといいね。今さら遅いが。
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