2014年11月18日火曜日

新沖縄知事は鳩山元首相を超えられるのか

かつて沖縄から米軍基地をなくそうとした男がいた。
彼は該当国の民意を一身に集め選挙で圧勝し、国家元首になった。
そして言った。「Trust me。」
だが彼は何も為せなかった。
明らかになっていったのは全く何の努力も想定もされていないという事実だけ。
そして言った。「勉強不足でした。」
汚名と失望だけを残して彼は去った。
一体なんだったのか。

さて沖縄に新知事が就任するらしい。
その公約は辺野古移設反対&普天間固定化反対である。
額面通りに受け取るならば「県外移設」に他ならない。
どこかで聞いたような話である。
今日この新知事である翁長雄志氏がテレビに出ていたのだが、どうも特に具体策がある訳ではないらしい。むしろ無いようだ。
前知事による承認の却下しかないと思うのだが、それについてはこれから調査して内容に瑕疵があれば却下するとのことである。
瑕疵がなければ却下しないのか・・・というかまだ調べてないんかい。
手段を問わず移設反対ではなかったか。あれ?それ別の人だったっけ。
それはともかく、この姿勢で霞ヶ関の魔物を相手に出来るとはちと思えない。
戦うには「反対する明確な理由(法律)と確固たる根拠(数字)」が必須である。 
それらは既に出ていないといけないはずなのだが、どうも選挙中にそれを提示したというニュースを全く見ていない。
そんなものは当然あるから反対していると思うのだが、別の人物とはいえ前例があるだけにどうも不安である。
いや恐らく今は言えない理由があるのだろう。そうに違いない。

第一回県外移設騒動は国民全体にも責任があるが、第二回は沖縄県民にのみ責任がのし掛かる。
これで失敗したら恥の上塗り、汚名挽回、名誉返上である(誤字ではない)。
はたして成功するのか、それともどの辺を落としどころにするつもりなのか。
正直成功するとは思っていないので対岸の火事だが、致命傷のないように着地してほしいものである。

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