2013年8月26日月曜日

4Kテレビが売れなさすぎて産経新聞が壊れた?

客の平均購入価格が上がったので4Kテレビが『好調』なのだそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/7983282/

さてなにが好調なのか。
記事によると上半期(1~6月)の販売台数が前年同期比33%減だったが、平均販売価格は5万6500円と同13%も上昇したそうだ。
ほう、テレビ1台当たりの金額が上がっているのか。
考えずに読むと景気よさそうっぽい内容だけどホントなのか?

では販売台数と販売価格から売り上げを計算してみよう。
記事から前年の販売台数と平均販売価格が逆算できる。
それを計算した結果が以下だ。

 2012年 4776120台 販売価格 \49155 総売り上げ \234770178600
 2013年 3200000台 販売価格 \56500 
総売り上げ \180800000000
どう見ても激減している。5千億円以上下がっている。
単価が上がったヤッホー、ではない。
確かに客1人当たりの購入金額は上がったのだろう。
だが消費全体から見るとテレビに払う金額が大きく減少しているのだ。
台数の減少幅はテレビ離れの加速を指し示しているのではと思えるほどだ。
4Kテレビは消費を押し上げる要因になっていないと考えるべきだろう。

上記の計算は合っていると思うのだが間違っていたら気軽にコメント頂きたい。
どちらにしても新商品が好調というなら単価でなく売り上げか販売台数で語るべきである。
金額上げすぎて客が減って売り上げが落ちる。今まさにマクドナルドやユニクロがそれを実践している。
それにはなんの意味もないのである。

せめて販売台数が回復してから記事にすべきだと思う。
ああそれじゃいつまでも記事が書けないのか。
でもウソはだめだよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿