2013年8月9日金曜日

高額商品需要は駆け込み消費

日銀は景気が回復傾向にあるとしている。
理由は家屋や百貨店の高額商品の売れ行きが良くなっているからだそうだ。
が、これは消費税増税前の駆け込み消費にすぎない。
家に至っては人口減のさなかの今消費が拡大する理由がない。間違いなく駆け込みである。

マクドナルドが商品単価値上げの戦略に打って出た。
しかし6月決算はやはり減収となった模様だ。
先月の1000円バーガーは見事に増収を確保したが、反面、客足が遠のく結果となっている。
ただのお祭り騒ぎなので継続して高額&増収をキープするのは不可能だろう。
今は値段を上がると客が消えるのである。

上記の内容(駆け込み需要や客足減少)は消費者の低価格志向に変化がないことを示している。
つまりまだデフレの脱却は糸口すら見えていない。
って給料上がってないんだから、ない袖は振れないの当たり前なんだけど。

現時点で消費税を上げるのは危険であると思う。
せめてTPPで経済良くなるぜ!みたいな世論があると良かったのだが、TPPに期待の声が全然聞こえてこない。不安の声ばかりである。

だが消費税は上がる。
なぜか。
消費税が上がると「得をするのは誰か、損をするのは誰か。」という単純な話だ。
金持ちが得をして、貧乏人ほど損をするのだ。
つまり資本主義の日本で消費税が上がらない理由がない。
この国の民主主義では貧乏人が頭数に入っていないのだから。
自民党に勝たせすぎたツケは大多数の国民がもうすぐ払うことになる。

まあでも他の政党よりまともなのは認めざるを得ないので批判しづらい面もある。
なんだかなぁ。


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