2012年10月14日日曜日

視聴率を不視聴率で置き換えるとTVが終わる

NHKの連続テレビ小説、純と愛が視聴率19.8%を記録した。
昨今落ち込み気味な連続テレビ小説だが、よいスタートではないだろうか。

さて最近視聴率が低い番組がとても多い。
20%を超えると祝賀パーティーが開かれそうなレベルだ。
だが私は20%でも心許ないと思う。
なぜなら見ていない人が80%もいるからだ。
あなたが人口の八割に否定される趣味を持っていたとして、それを他人との話題に出すだろうか。
いや出せない。
否定される確率が高すぎる。
一般的にマイナーな話題は避けるのが無難だろう。
特に日本では、普通ではない=異常である、となりかねない風土がある。
つまり誰も見ていないかもしれない番組を話題に出すのは致命的だ。

この見ていない人の率を「不視聴率」として考えてみると、視聴率表が恐ろしくヤバく見えてくる。
なにせ不視聴率80%を超える番組だらけである。
しかもランキング表に不視聴率90%を超える番組がランクインしてしまう始末。
どう見ても末期的である。
と言うか既に没落している。

だが視聴率を下げるドラマや娯楽番組をよそに報道番組は一定の視聴率を保っている。
つまりそれが生活に必要なのだろう。
そしてそれ以外が生活に必要なさ過ぎるのだろう。

娯楽性と韓流に媚びワイドショー化が顕著なNHKには、早く視聴者が何を求めているのかに気付いてほしいものである。

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