2015年2月22日日曜日

日韓の国交が正常すぎる

最近日韓がお互いに言いたいことを言い合っている。
納得のいかないことに異議を唱え、解決を呼びかけあっている。
非常に正常な国交状態である。
国交正常化50周年バンザイと言わざるをえない。
この忌憚のない関係を今後も継続していくべきである。

ところがこれを正常ではないという不見識な人が多い。

国交とは国同士に交流があることである。
特に、大使を互いの国に置き合う状態だと一般的には国交ありと見なされる。
別に「国家元首同士が会談をしなければならない」とか「互いの意見に反論してはならない」などという条件は国交関係の判断理由には存在しない
現状では日韓は国交のある国同士であり「国交」という観点では何の問題もない。

ところが日韓の国交に関連すると「友好」という主観的なキーワードを持ち出す不見識な人間が日本国内に数多くいる。
なぜこれが問題かというと、これが「日本人独自感性」の友好であるからだ。
つまり「空気を読む」というもので、「友好とは与えるもので求めるものではない」、「他者に親切にすれば相手もそれを返してくれる」という外交的に非常識かつ非礼な理論でできているからである。
外交とは明日ではなく何十年何百年先を見据えて行うもので、そこでは意に沿わなくても強硬に望まなければならないときも意に沿わぬ条件を飲まねばらなぬときもある。
しかしそれはお互いを国として尊重しあい、疑いも信頼もできる仲であれば継続していける関係なのだ。
ところがここで一方の国が一方的に相手国を嫌ったり一方的に気味の悪い譲歩をし続けると関係は簡単に壊れる信頼すべき根拠がなくなるからである。
相手を一つの国と認めるのであればこそお互いの意見交換をしなければならないし、根拠なく相手国を否定したり譲歩してはならない。
つまり根拠があるのなら相手国を否定したり譲歩するのはありなのである。
どちらもあってこその「交流」である。どちらかの一方通行だと「交」ではない。
まあ大した話ではない。社会常識レベルの話である。

日本で日韓友好を掲げる者はなぜか相手国の否定を認めない。
しかしそれは韓国への侮辱であり国交および友好への敵対行為である。
今現在、日韓の国交は正常である。
いまだかつてない正常状態である。
とりあえず日本国内で意味不明な友好論を唱える者たちがいなくならない限り日韓健全友好化は非常に難しいだろう。それが目的であるなら的確な行動だけどね。






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