2016年2月1日月曜日

自民党政権の命綱は経済でも産業でもなく野党

閣僚の不祥事は内閣支持率&党支持率に影響を与えなかった。
不祥事が起こって支持率が上がるには理由が必要だ。
報道から推測すると次のようなものだろうか。
・経済(株価等)
・TPP
・原発再稼働
・外交
・ブレない普天間返還
しかし上記のどれについても報道は反対意見を取り上げ続けている。
なのに上がる支持率。
では報道がおかしいのかというと政策に突っ込みどころはやはりある。
株価とか下がったばかりだし。
どれをとっても不祥事を消し飛ばすだけの実績となると微妙だ。
そうなると理由は限られてくる。
つまりどれもorどれかが素晴らしい、のではなく「どれについても代わる選択肢がない」ということではないか。
TPP反対派はいるが、やめてじゃあ代わりの振興策はあるの?っていうと聞こえてこないし、それがあるのならやればいい話であって、なぜ結果が出ていない。
原発反対派はいるが、じゃあ代替電源に変更する財源はどうするのか、変更にかかる巨額の費用を国民は負担できるのか。筋道が見えないので迂闊に支持できない。
外交や沖縄については民主党のお陰もあり、自民党は粛々と進めるだけで支持が上がる。恐らく戦争が起こっても日本が連合国側である限り支持率は下がるまい。
株価に至っては民主党政権時の8000円を切らないと政権交代の芽はないだろう。
こんな状態だから不祥事など十人単位で出ても支持率が野党と逆転することはない。
だって交代できる野党がない。民主党も不正献金問題抱えっぱなしなのだ。
不祥事なら共産党だけが対抗馬となるが、あっちは別の理由で支持率低いし。
お分かりだろうか。
要するに自民党政権の支持率が下がらないのは民主党のお陰なのである。
つまり当分は安泰ということなのだろう。

では自民党が最も恐れるものはなにか。
もちろん自民党よりも政権担当能力のある野党の誕生である。
経済促進の確かな政策を持ち、安全保障に確固たる信念を持つ党である。
・・・つまり自民党は今後も安泰ということなのだろうか。
しかし一強状態は一国民としてありがたくない、というか憂慮すべき事態だ。
なんとかならんのか。


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