2016年3月19日土曜日

待機児童問題で語られない需要供給バランス

待機児童が多いようだ。
それに対して保育所作れ、保育士増やせと言われているが、
「それが本当に正しい意見なのか」の検証を聞かないのはなぜか。

例えば、あなたが公務で保育所を統括できる立場だったとしよう。
そして今 待機児童100人分の保育所が足りないとしよう。
ではすぐ作るのか?
しかし10年後に児童数が200人減るという統計も取れているとしよう。
あれ?作っていいのか? 足りないどころか余るぞ?
どう考えるか。
10年後に確実に潰れる保育所を作るのか?作れるのか?
そのとき職を失う保育士はどうなるのか?
そこまで考えて初めて待機児童問題を考えるスタート地点が見えてくる。
短絡的に”増やせばいい”ではハコモノ行政と同じであり、負の遺産しか残さないことは明らかである。

ところがマスコミからはこの需要と供給のバランスについて調査した様子が毛ほども感じられない。
それどころかマスコミはここ数年、保育所の建設が地元住民の反対でなくなったというニュースを流していなかっただろうか。どの口が保健所が足りないのが国の責任だと言うのだろうか。
この国にマスコミと呼べる存在は実在するのだろうか。
突っ込みどころが多い自称マスコミが多いのではないだろうか。
よくもこの体たらくでショーン川上氏を非難できるものだ。
同じ穴のムジナではないか。

マスコミが考えないなら国民が考えるしかない。
が、少子化を踏まえて待機児童問題を考えられる人の少ないこと・・・
民主主義の危機を感じる。

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