2013年10月15日火曜日

映画の最後の"Fin"はファンとは"読まない"

映画等の最後に”Fin”と表示されることがある。
この"Fin"だが、これを"終わり"と解釈する英単語は存在せず、スペイン語とフランス語にはそれが存在する。
そしてこれはフランス語であるというのが定説らしい。
スペイン語という説がないのがなぜか分からなかった。なぜだろう。
で、フランス語の"Fin"だが、これは"ファン"と発音する。
よって映画の"Fin"は"ファン"と呼ぶのが正しい、とのトリビアが蔓延している。

だが、それは嘘だった


フランス語で"観客に能動的に終わりを示す"場合には"Fin(ファン)"は使用しない。
その場合は"C'est fini(セ フィニ)"とするのが常識である。(意味:"終わった")
フランス人は暗黙の了解として「映画の"Fin"は"C'est finiの省略"」と解釈する
そしてその読み方は"フィニ"もしくは"フィン"となる。
フランス人にこれを"ファン"と読む者は皆無とのこと。
ちなみに英語圏であれば"Final"等の略語と見なされ、その読み方は”フィン”でいいそうだ。
そしてスペイン語の"Fin"の読み方は"フィン"である。

上記より 
映画終了時の"Fin"は"フィン"と読むのが正しい
という結論に達する。
"フィニ"でも正しいが、少なくとも"ファン"は誤り。
一応追記しておくと映画終了等時の"Fin"に限った話である。
フランス語の"終わり"を意味する名詞"Fin"の発音は"ファン"で間違いないので混同に注意。

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