2014年4月17日木曜日

CDの生産数がまた激減

日本レコード協会の音楽ソフト種類別生産数量の推移

上記資料を見ると2011年と2012年は総生産数が回復していることが分かる。
ダウンロード違法化開始が2010年1月1日だからもしかして効果あった?
と思ったが去年2013年の生産数は昭和80年代レベルまで低下していた。
これはヤバイ
昭和80年代というのはCD黎明期でありカセットテープ主流だった時代だ。
要は興味のある人間のみが音楽に触れていた時代である。
TSUTAYA創業が1983年である。それがどれほど古い時代なのか推して知るべし。
上記の資料はダウンロード販売を含めていないが、英米ではダウンロード販売も頭打ちらしい。日本だけ増える理由もない。
状況としては袋小路だろう。

私の推測では音楽に触れる機会が少なすぎるのだと思う。
音楽番組は壊滅状態だし(そもそもテレビ視聴率も壊滅的)、ラジオもパーソナリティーの語りばかりで音楽が少ない印象。
店舗でも邦楽が流れていないことが多い(こないだ初音ミク流れてたよ。時代だねえ)。
誰もが聞かなくなってしまってはCDが売れるはずもない。
JASRACは路上の弾き語りにまで著作権請求してないで、他にやることあると思う。

今日の状況を作り出したのが音楽業界であるとするなら、
音楽復活は既存の業界が壊滅しないと難しい。
少なくともアイドル頼みの現状が打破されないと未来はない。
が、当分無理だろう。
今のマスコミ&音楽業界に一大センセーションを巻き起こせるような企画力があるとは全くサッパリ思えない。
私達が生きている間に復活を見るのはムリかもしれない。

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