2014年8月5日火曜日

エボラはまだまし

エボラ出血熱流行のニュースが流れているが、
この感染率&死亡率ではパンデミックは起こりえない。
被害国には申し訳ないが、近づかなければどうということもない。

それより、もっと身近で毎年5万5000人が亡くなっている死亡率99.99%の病気があるのになんでそっちのほうを心配しないのかがいつも不思議である。
しかも死者5万5000人のうち3万人がアジア人という身近な病気である。
狂犬病である。
伝搬動物はイヌ、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマ、マングース、スカンクと幅広く、唾液経由で感染する。
これらに襲われたとき噛まれずに逃げるというのはかなり難しい。
ワクチンはなく最速2週間で発症したら1週間以内に死亡する。
ただし感染前にワクチン接種していれば予防はある程度可能らしい。
ワクチンは2年で効力切れなので人ではなく動物の方に打つのが基本である。
つまり野生動物には近づいてはいけないということ。
狂犬病はいちおう日本では1957年以降は発生していないとされている。
ペットには狂犬病ワクチンの接種が義務づけられているためでもある。
が、国は日本のペットの数を正確に把握しておらず、業界団体の調査ではペットの狂犬病ワクチン摂取率はわずか40%。野生の動物に関してはいわずもがなである。
つまり野生動物には近づいてはいけないということ。

ちなみにアフリカに関して言えばエボラよりマラリアの方がずっとヤバい。
年間死者数150万人以上と言われる、寄生虫による感染症である。
伝搬動物は蚊であり噛まれないのは不可能といって差し支えないかと。
なお日本でも毎年100例以上の感染報告がある。
まあこれらは海外からもらってくるのだが、実は日本国内にも土着のマラリアは存在しており、警戒を怠ってよいものでは全くない。
まあどのように警戒するのかしらんけどエボラよりはよほど身近だということ。

とりあえず現状のエボラであれば特別恐れる必要はない。
発生国に行かなければであるが。
あと突然倒れた人をべたべた触らないこと。
もしも空気感染するような進化でも遂げればパンデミックもあり得なくはないが、この死亡率だとかえって拡がらないので感染者以外は心配する必要がない。

あと危ない動物は蛇かな。あれは世界的にストレートにヤバい。
あと「人」ね。ヤバい奴ヤバいとこには近づかない。これ重要。

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