2014年10月26日日曜日

御嶽山の悪い風評というのを聞かないのだが

御嶽山に観光客が来ないらしい。
そしてそれは産経新聞いわく風評被害なのだそうだ。

風評とは根拠のない噂である。
では御嶽山の風評とはなんだろうか。
さてなんだろう。また噴火するとか?
しかし今回の噴火が予測できなかったのだから当然次の噴火も予測できない。
これは噂ではなく事実であるので風評(根拠のない噂)にはなり得ない。
他の観光資源に問題がある/ないの問題だろうか。
しかし主たる観光資源に問題が発生中なのだからこれも噂ではなく事実である。
事実に基づいて客が観光候補から外すのであればこれは風評被害ではない
ただの客の判断である。

となると残る風評は都市伝説にありがちな幽霊が出るとかだろうか。
冗談として書くつもりだったのだが「本当にこれ」だったかもしれない。
御嶽山は霊峰であり、天狗の話や心霊スポットなどが昔から存在するらしい。
これに今回の噴火と犠牲者が追加されるとなると風評は明らかに発生する。
むしろこのせいで噴火したとなれば風評以外のなにものでもない。
しかしこれは不謹慎かもしれないが利用できる
霊峰であることを強調しつつ立派な慰霊碑を建てるのである。
宣伝する必要はなく鎮魂祭だけやっておけば心霊スポットは増えていくと思われる。
なぜなら鎮魂せねばならぬ魂がそこにあるからである。
これに食いつく連中は必ず存在する。間違いない。

客の判断での被害は防ぎようがないが、風評であるならその操作は可能である。
まずは焦らぬが吉ではないだろうか。


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