2015年4月6日月曜日

消費税の負担が増加という謎のアンケート結果

JNNが世論調査で消費税の負担について聞いたそうな。
それによると家計への負担が増えていると80パーセント以上が答えたそうな。
・・・?
当たり前でしょ。
減るわけないじゃん。
減ったと答えたら国語と算数のやり直しでしょ。

さて、記事から推測するに恐らく選択肢は、
・かなり負担になった
・ある程度負担になった
・変わらない
・負担はかるくなった?
などがあったのだろうと思われる。
しかしたとえお金持ちであっても負担が軽くなったと答えるものはいないだろう。
客観的に増えているのは明らかなのだから。
すると2割弱は負担は変わらないと答えたものと思われる。
問題はこの選択肢が「負担になった」と答えるようにできていることである。
上に書いた選択肢を見て頂ければ一目瞭然であるが、これは「消費税の負担がどれだけ増えたか?」と聞いているのである。
決して「消費税が良いか悪いか」を聞いたものではない、ということだ。
つまり8割以上は負担と答えたとしても悪影響だと思っているかやアベノミクス反対だとかいう話に繋がらないので、この質問の意図が全く不明瞭なのだ。

よく分からない人もいるだろうけど、アベノミクスとは成長戦略方針のことであり消費税の増税とは関連がない
消費税の増税は政府の税制の問題であり、消費税増税によって景気が悪くなってもアベノミクスが悪かったかどうかとは別の問題なのだ。
結果から見たら同じ?
そうではない。
これは例えば会社の中で皆を引っ張る人と足を引っ張る人がいたとする。
この足を引っ張る人のせいで赤字になったとして、さて皆を引っ張っていた人も罰を受けるべきなのかどうかと言う話で、両者は別で考えるべきなのだ。

マスコミは調査結果からアベノミクス失敗の足音が?などと取り上げるのだろうが、
これは視聴者がアホであるということを前提とした論理であることを知らねばならない。
これこそが戦前から続くマスコミの「印象操作」なのである。

なんか書いてたら安倍さん擁護みたいになったけど私は自民もアベノミクスも支持していない。
ただマスコミが印象操作をする裏にはなにかあると考えた方がいい。
私はそうは思っていないが、案外景気はよくなっているのかもしれない。
それか普通に考えて軽減税率獲得のための安倍政権への脅しかな。
マスコミが客観性を持てる時代ってのはやっぱ来ないのかねぇ。

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