2015年8月11日火曜日

東京五輪世論調査の報道方向性がおかしい

五輪に関心がある人は8割で、行きたい人は5割と書いてある記事を読んだ。

関心があるにしては行きたい人が少ないのね。

それが最初の感想だったが、調査結果を見たらそれどころではなかった。

問題点1
 行きたい人の数に「できれば観戦に行きたい」の回答者が入っている

 → 都合を見つけて行く人は「是非行く」と答える。
   「できれば」とあるのは「行けるといいなぁ」という願望であって、
   「行く」という意思表示では全くない。特に日本人は。
 では「是非行く」と答えた人はどれだけいたか。
 答:12.2%

問題点2
 関心がある人が8割なのに是非行く人が12.2%しかないのはなぜか

 → 「関心がある」は競技結果だけであって経過はどうでもいい人が多い。
   「どれだけ酷い五輪になるのか、負の遺産がどれだけ増えるのか」に関心が
   あるのかもしれない。それだと行きたい人が少ない理由として納得。


総評:おそらく皆、ワイドショーネタとしては興味あるが、五輪が東京で開かれる
   こと自体はどうでもいいのだろう。要は東京でやる必然性を感じていない。

   まあでも国民の12%も観戦に来たらこれはスゴイ数だ。
   これに外国人の観戦者数も加算されるのだから東京は人で溢れるだろう。
   興行的に成功なのかどうかは不明だが失敗でもないのだろう。たぶん。

   しかしボランティアとして参加したいのは3.5%、期間中の文化イベントに
   参加したいのは5.3%等の数字も見ていると、ホントに12%も来るのかなぁ
   と疑問に思うのが普通の感性だと思うのだが、どうなのだろうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿