2013年4月26日金曜日

E-PL5:マイクロフォーサーズ←→ミノルタAマウント コネクト

オリンパスE-PL5のレンズはマイクロフォーサーズ規格である。

フォーサーズ規格の焦点距離は35mm判フィルムカメラの半分となるように設計されている。
そのためフォーサーズでの焦点距離50mmは、35mm換算で100mm程度となることを意味する。
これは35mm換算で100mmのレンズをフォーサーズ機に装着すると、焦点距離200mmとして使用できることを意味する。

ややこしいがつまり一眼レフ用の300mmの望遠レンズが600mmとして使用できるのである。
はずである。

試してみた。

使用レンズはキタムラで買ってきた中古のミノルタ AF 75-300/4.5-5.6 DVII(3180円)。
これにKernelのミノルタAマウント-マイクロフォーサーズマウントアダプター(Amazonで2980円)を介してE-PL5に接続する。













デカイ。そして重い。
小型が売りのミラーレス一眼が台無しである。
しかも規格が違うのでAF(オートフォーカス)は効かない。
ピントはレンズのリングを自分で回して合わせるのである。

 
ちなみにWズームキットで付いてくるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rはこれくらい。

間違えてレンズフード付けっぱなしで撮ってしまったが、それでもこちらの方が小さい

で、メリットは何かというと最大600mmの望遠性能が見込めることである。
これはデジカメで言うところの17倍ズームくらいに相当する。
デジカメに比べれば大したことない感じに聞こえる倍率だがその明るさは全然違う。
ちなみにフォーサーズ規格に600mmのレンズはない。
そして安物の望遠レンズはF値が大きい=暗い。

デメリットは既に書いたデカイ&オモイ&マニュアルフォーカスである。
でもマニュアルフォーカスは案外メリットかもしれない。
落ち着いて撮るとき以外にこんなレンズは使わないし、マニュアルも面白い。


[試写1]
まず比較用に「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm」による撮影。
150mm(35mm換算300mm)














E-PL5の機能「デジタルテレコン」(倍率2倍のデジタルズーム)有りでも撮ってみた。
150mm(35mm換算300mm)×テレコン2倍














[試写2]
「MINOLTA AF 75-300/4.5-5.6 DVII」による撮影。
300mm(35mm換算600mm)














これもテレコン有りで撮ってみた。
300mm(35mm換算600mm)×テレコン2倍














デジタルズームも入れると焦点距離1200mmの撮影が可能である。(E-PL5の場合)
この倍率になると固定しないとかなりブレる。
今回は手持ちで必至に撮影したけど
カメラ本体に手振れ補正機能があるE-PL5ならではの芸当である。
レンズ側の手振れ補正に頼る機種では買ってはならないレンズかもしれない。

ぶっちゃけこんな倍率のレンズを使用することは滅多にないだろう。
でも高いレンズを買って腐らせるより安物で遊ぶのも面白かろうと思うので満足している。
マウントアダプタは他のレンズにも使えるし。
(ミノルタAマウントはソニーαマウントでも使用できるらしい。未確認だけど)

しかしこれ系のネタって既出だろうと思ったんだけどあんまり扱ってるブログない様子。
ホントに付けれるかどうかドキドキだった。
ブログタイトルを地で行ってしまったなぁ。

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