橋本氏の辞任・再出馬にはかなり批判的な意見が多いようだ。
しかし彼の立場を考えたとき他にどのような選択肢があるというのだろうか。
公約が守れないとき「ゴメンできなかった」で済ませてよいのだろうか?
それで済ます議員は多いが、人道に悖る行為であると言わざるをえない。
簡単に言うと約束守れないなら人の上に立ってはならないということ。
では纏まりつつあった議論を引っくり返されるような議会でまだ議論を続けるべき?
むろん民主主義であるなら議論で結論が導き出されるのが正しい道だろう。
だがそれがまとまらないときがある。
そのときは決定権を行使するための首長がいる。
これも正しい民主主義に則った制度であり何の問題もない。
つまり議論がまとまらない現状で、橋本氏には以下の選択肢があった。
・強制的に都構想を推し進めて長期間議会を混乱に陥れた後に解散する。
・即座に民意を問う。
・纏まらないと分かっている議論を延々続けた後に任期を終える。
・公約を諦める。
彼の選択は至極まともで正しいと思う。
正直な話、都構想を本気でやるなら彼以外に進められる人はいない。
それが正しいと誰も断言できないからだ。となると賛成より反対の方が簡単なのだ。
つまり政治家としてはリスクしかない。
真面目に都構想を考えているのは維新の会にもいないのではないだろうか。
橋本氏の都構想に反対する議員および政策団体は対立候補を出すべきだと思う。
勝てないと分かっているなら民意に沿った議会運営をすべきだ。
それが議会だ。
選挙では橋本氏に勝てないが公約は守らせない、では筋が通らない。
都構想は慎重にやるべきだという場合でも対立候補を立てるべきだ。それが筋だ。
民主主義なんでしょ? この国。
0 件のコメント:
コメントを投稿