2013年6月27日木曜日

消費税増税が迷走を開始した

住宅購入に補助金が出るそうな。
金額は年収等に応じて設定されるらしい。
どうやって年収を判断するのかねぇ。
さてこれ、所得の高い人には出ないため一見すると正当な負担緩和に見える。
しかしよく考えてみよう。
これは補助金交付なので消費税は一旦徴収されるのである。
つまり、払った消費税の一部が戻ってくるにすぎない。
普通じゃないの?と思った人はもう一度考えてみよう。
一旦徴収して再度配るには手間と費用がかかるのである。
であればそもそも徴収しなければよいのである。
いわゆる軽減税率の設定である。
無駄はない方が分かりやすいし経済的にも利点しかない。
ならばなぜやらないのか。
特定業種を優遇すると他業種から文句が出るので調整が面倒なのである。
ようは国会議員の怠慢である。

結局の所、政治家たちは弱者を救済する正義の味方を演じたいのだろうが、
庶民を苦しめる悪の根源を政府が演じているので滑稽にしか見えない。
なぜ政府が悪なのか。
今回の補助金の話は消費税の議論でよく聞く"税の逆進性"、
「低所得者層ほど負担が大きい」
という事実を認めているからこそ発生する内容である。
では根本的にオカシイのだ。
そもそも普通の国には国民が平等になるように所得の再分配をする義務がある。
一定の層が特に損をする税制を推し進めるのは国家としておかしい。
他の国がやっているかどうかは問題ではないし理由にならない。
消費税という制度が間違っているという話だ。

まあどちらにしても「増税→景気後退」の流れは避けられないと国も判断しているようだ。
なのになぜ増税するのか。
国が国民を信じていないことが原因なのだがまあ長くなるので止めとこう。
いつやるのか今でしょ、というノリでやってるのかもね。

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