2015年5月19日火曜日

他国排斥、鎖国派は右翼

なにか沖縄の移設反対勢力への理解がオカシイ。
彼らは沖縄人の独立心を柱として政府にも米軍にも屈すべきでないと言っている。
これはもちろん左翼でもリベラルでもない。
まごう事なき右翼である。

別に右翼が悪いと言っているのではない。
そもそも右翼・左翼とは良い・悪いの区別と全く関係が無い。
おおざっぱに言うと政策が「保守」か「革新」かの違いである。
リベラルかどうかに至っては軍基地移設の問題と関係がなさ過ぎる。

さて、なぜ移設反対派が右翼かというと、
移設反対派が沖縄人としての国家主義的、というかここでは民族主義的かな、そのナショナリズムを煽ることによって結束をはかっていることである。
これは左翼にはありえない。
それは保守的な行動だからだ。
そして移設を阻止してどうするかという話は全く聞いたことないが、米軍が撤退するなら自衛隊が守らざるをえないのだろう。
自国は自国軍が守るべきというのは当然だが、国際協調体制から離れて自国だけで敵対勢力に立ち向かうのが革新的行動とは思えない。
国際情勢を無視して国内事情だけで政策をゴリ押しした第二次世界大戦 敗戦国の行動が被って見える。
まあナチスは基本的に左翼だったのでこれをもって右翼か左翼かの判断は難しいが、他国打倒による変革をめざしたナチスと違って沖縄は米軍がいなくても平和は保たれるとしている。
そこには変革という考え方はない。
するとこれは右翼的な考え方となる。

おそらく沖縄にある基地を減らすことは今を変えることだから左翼だという論なのだろう。
だがそれはおかしい。
それなら今海外で戦えない自衛隊を世界で自己防衛できるようにする改法運動も左翼になりかねない。
自衛隊派兵と沖縄問題は直接は関係しないので言及を避けるが、
少なくとも沖縄で起きている運動は左翼ではない。
右翼だ。

繰り返すが右翼が悪いと言っているのではない。
正しい日本語を使おうと言っているのだ。
なぜ誰もこれに突っ込まないのだろう・・・

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