2013年12月14日土曜日

和歌山県橋本市のゲリラ戦防災無線の意味不明さ

防災無線の放送テスト中に誤った内容を流してしまったらしい。
これは大した問題ではないと思う。
凡ミスである。
修正の放送に8分もかかったのは頂けないが、まあありそうなミスである。

だが内容が「ゲリラ攻撃の可能性があるから屋内に避難しろ」だったらしい。
何を言っているのか。
なぜこのような放送が用意されているのか。
全く意味不明だ。

説明しよう。

ゲリラ戦とは待ち伏せや奇襲攻撃を意味する。
他に補給線の断絶を狙う攻撃も含む。
ゲリラ豪雨と呼ぶ例があるように「予測できない小規模な攻撃」を意味する。
つまりゲリラ戦は短時間で要所を急襲することを目的とする。
要するに「どこに逃げろというのか」って話だ。
屋内であればいいという話ではない
逃げ込む先が明らかな集合場所であるなら攻撃地点となる可能性が高い。
特に公務員が多い場所は危険だ。公民館も危険だろう。
むしろ攻撃がゲリラ攻撃と分かっているなら自宅に帰るのが一番安全である。

しかしここで矛盾が生じる。
ゲリラ攻撃と分かっている攻撃はあり得ないのだ。
察知されている以上それはただの通常攻撃でありゲリラ攻撃になり得ない。
屁理屈ではない。
これは冷静な判断ができる人ほど混乱させるという、全くもって不可思議な放送なのである。
これでは知識がある人間ほど正しい行動がとれない

恐らくだが放送文言作成者はゲリラの意味を知らなかったのではないだろうか。
ランボーかなにかのイメージで"次々に人を襲っていく"ような空想でもしたのではなかろうか。
まあ事実は全く異なるわけである。
正しく言うなら「無差別攻撃の可能性があるから自宅に籠城して応援を待て」だろうか。
ちょっと長いかな。

なんにしても公共の放送でいい加減な内容を流してもらいたくないものである。

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