2013年12月30日月曜日

おせちが栄養満点というホントと嘘

年末年始である。
そして毎度見ることになる美味くも不味くもない"おせち"。
まあ折角和食が無形文化遺産になったことだし別に否定するつもりはない。
だが偶に気になる紹介文がある。
「日持ちがする」
「栄養がたっぷり」
などの文言である。
それはイコール「健康にいい」なのか?

まずおせちにはあからさまに足りないものがある。
見れば分かる。おせちの色とは黒、茶色、赤、練り物の色(黄色や白、赤)である。
明らかに緑が足りない
緑黄色野菜がないのである。
栄養たっぷりは嘘ではないのだが、偏っていたらそれは健康には良くないのだ。
サラダやおひたし等で野菜の摂取を追加すべきだろう。

日持ちがするのはなぜか。
煮物が多いから? それはない。煮物の消費期限は2~3日だ。
日持ちがするのは塩分が多いからである。
かずのこを初めとしてほぼ全ての食材に塩がかかっており、かまぼこ等にも醤油をかける人は塩を食っていると言ってもいい。
塩分の取りすぎが健康に良くないのは言うまでもない。
それでなくても日本人の塩分摂取量は世界的に見て高すぎるので注意が必要だ。

あとゴボウや芋やユリネはカリウムの含有量が多い。
健康なら尿として排出されるが、腎機能が弱っている人はかなり注意が必要だ。

結論は「食べ過ぎは良くない
当たり前の話であるが重要な事である。

どちらかというとヤバイのは年間トップ日本人キラーの「もち」だろう。
その危険性はこんにゃくゼリーの80倍を優に超える。
今年は何人が亡くなるのだろうか。それほど美味いか? あれ。

関係ないがゼリーの方がこんにゃくゼリーよりも死者数が多い。
ご飯やパンでなくなる人もこんにゃくゼリーの比ではなく多い。
こんにゃくゼリー規制庁消費者庁は少なくともお餅の食べ方についてもっと注意を呼びかけるべきだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿