2012年8月12日日曜日

風評被害ではないこと

福島県のどこかで海開きがあったらしいのだけれど、風評被害のせいで客が来なかったそうな。
風評被害とはもちろん風評による被害である。
風評とは伝え聞いた内容とか噂のことである。

では今、福島で放射能汚染が広がり続けているという噂はあるのか。
そう思っている人は多々いても、噂としては流れていないのではないか。
原発は収束宣言が出ているし、水揚げされた魚もセシウム濃度は基準値以下だった。
水開きした海水浴場も当然計測はしているだろう。

ではなぜ誰も行かなかったかというと「不安だから」である。
自殺者のあった部屋に住みたくない人が多いのも「不安だから」である。
これは根拠や証拠とは無縁に発生する「心情」です。
つまり噂がどうとか関係なく、「昔嫌なことがあったところにわざわざ行きたくない」わけです。
この判断は、個人の心情による自己判断であり、噂等とは無関係です。
よって風評被害ではありません。

まあ今は原爆ドームも観光名所だし、そのうち人も帰ってくるでしょう。
あとは当時の官房長官が言ってた「ただちに」の期限がきれないことを祈るばかりです。

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