2012年8月8日水曜日

野田首相の目はどこを向いているのか

自民党の解散確約要求に対して民主党から「近い将来」解散すると回答があったらしい。

あえてその回答には突っ込まない。明白すぎる。
どうせなら「ただちに解散はしない」とか言って欲しかった。

ここはなぜ解散時期を明示できないか考えてみた。
まず解散を明示すると基本的には何がまずいのか。
これは提出する法案への信頼性がなくなるのが問題となる。
法案の実施は後の政権が行うのだから、現政権にホントにやる気あるのかという疑問が生まれる。
信頼度が下がるのは当然である。
よってこれまでの総理も解散時期を明示することはなかった。
ただ、現在の状況では当てはまらない。
増税法案についてはその心配がないのだ。
連合与党(あえてこう書く)が合意しているのだから現政権への信頼度などどうでもいいのだ。
この点では法案可決と引き替えに解散しても問題ないのである。
むしろ今解散を明言しないと法案が通らないのだから、
議員生命をかけたはずの野田首相がここでやるべきことは一つしかない。

ではな明言しないのか。
以下は妄想である。
・まだ国民に内緒で出したい法案がある。
・まだ支持率回復の余地が残っていると思っている。
・カッコイイ政局闘争のつもりでちょっと逆らってみた。
・給料が惜しいのでもうちょっと席にしがみつきたい。
・選挙の準備ができていない。
・他党の議員と国民など馬鹿だと思っているので鼻で笑っている。
・勝手に解散すると党内議員に怒られるのでコワイ。
・全てを魔法のように解決してくれるスーパーヒーローを待っている。
以上、妄想。

できれば「まだ国会議員としてやることが残っているから解散しないのだ」と言って欲しい。
でも民主党は何したいのか明言せずに解散はできない、させないで、と言うばかり。
これが大人の見本ならこの国はどうなると思いますか。

0 件のコメント:

コメントを投稿