2013年9月24日火曜日

半沢直樹が示したテレビ需要

ドラマ「半沢直樹」が視聴率42.2%を出したそうな。
初回視聴率19.4%からここまで盛り上がったのは恐らく面白かったからだろう。
今年はNHKでもダイオウイカ番組がドキュメンタリー異例の16.8%を記録した。
低視聴率番組が量産される中、飛び抜けた視聴率が目につく。

要は、興味さえあれば皆がテレビを見るという環境は存在し続けているわけである。
視聴者のテレビ離れは存在せず、テレビの視聴者離れが拡大しているということの証左だ。
面白くない番組は見てもらえない」という時代が到来したのだろう。
むしろ今までそうでなかったのが不思議であるが他に娯楽が少なかったからか。

主役の堺雅人氏の演技を賞賛する記事も多々あるけれど、視聴率に関してはあまり影響しているとも思えない。
去年も主役やってたリーガルハイの視聴率が12.5%しかないからである。
彼が出ていたから良いドラマだった、というのは数字から見ると幻想にすぎない。
今回はドラマの質が良くそして役柄にハマれた良い偶然があったと考えるべきだろう。

ただ相性のいいキャラクター性が見つけられたなら堺氏の今後の展望は明るいと思われる。
しかしこれまでのテレビ局の方針から察するに、今後は無理にハマり役でもない役柄を強要されて次第に人気が陰っていくのではないだろうか。
人気商売とは人気を切り売りするものではないはずなのだが、どうもテレビ局は役者を食いつぶすモノとしか見ていないようだ。
いい加減、出演者人気にだけ頼ってくだらない"お遊戯劇"を連発するのをやめて欲しい。
番組がしっかりしていれば見てもらえることは証明されているのだから。


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