2013年9月15日日曜日

ビジュアル重視のイプシロン報道にがっかり

新型ロケット イプシロンの打ち上げが成功したとのこと。
各メディアも同ニュースを報道していた。
していたのだが、私が見たニュースでは衛星の所在について全然説明が聞けなかった。
流れていたのは発射画面と打ち上げ成功の言葉のみ。
なんだこれ。 
点火したロケットが上昇するのは上向けてるのだから当たり前である。
姿勢制御が難しいのは無論なのだが上がっただけでは打ち上げ成功ではない。

イプシロンのミッションは火を噴くことではなく衛星軌道上まで行くことでもない。
衛星を正常に分離し、衛星軌道上に載せること」が最も重要な達成目標である。
衛星が軌道に載らなければ全てに何の意味もない。
なぜならそれは既に確立された技術であるからだ。
イプシロンで成功するかどうかだけが見るべき点だったのである。
今回イプシロンはそれを見事に達成してくれた。

しかしマスコミ見てると飛んだ飛んだとはしゃいでいるだけにしか見えない。
なんで一番重要な「衛星を正しく軌道に載せたこと」から説明ができないのだろうか。
一般人相手でも"成功"と言えばそういうことだと分かると思っているのか、
言っても分からないと思っているのか。
どちらにしても説明がないのはマスコミに理解が足りないとしか思えない。
報道はもう少し理論的かつ正確に行ってほしいものである。
  

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