2013年9月3日火曜日

汚染水処理に国費投入、自転車操業継続確定

この処理は終わらない。
そう考える理由は2つだ。
・責任者(リーダー)がいない
・廃炉処理を明言していない

・リーダーがいない
リーダーとは部下を顎で使って仕事ぶりを眺める人間を指すのではない。
リーダーとは部下に指示を出しチームで物事を解決し、然るべき時には責任をとる者のことを言う。
国が問題を専門家に投げっぱなしで自主的に仕事をしていないのはこれまでの原発処理で明らかである上に、状況から察するにその専門家もお手上げの状態と見える。
間違いなく人材が足りていない。
人が足りていないのではなく人材が足りていない。
これは国が介入しても変わらないはずだ。(変わるのなら東電は破綻させねばならない)
・汚染水処理にしか言及していないのはなぜか
そもそも汚染水処理は目標ではない
汚染水処理に手一杯なだけで、本来の目標としては廃炉処理を行っているはずなのだ。
ところが国は「汚染水処理を支援」するらしい。
全くやる気が感じられない。
汚染水処理以降は東電が上手いことできると本気で考えているのだろうか。

先々月、6月27日に出された東電の廃炉ロードマップ中の文にはこうある。
 ・原子炉格納容器水張りに向けた調査・補修、燃料デブリの調査等に加え、燃料デブリの
  取り出し・収納・保管に必要な技術開発等を進める
 ・「使用済燃料プールからの燃料取り出し」、「燃料デブリ取り出し準備」及び
  「放射性廃棄物処理・処分」に係る研究開発を計画的に推進
つまり燃料棒の取り出し方法や保管方法、その処分技術がまだ確立されていないのである。
国が金を出すならこっちだ。

行き当たりばったりでやっていてはこの処理はいつまで経っても終わらない。
そしてどう見ても現状は行き当たりばったりである。
しかも国は一切責任をとらない上に次は公務員の仕事を増やすと言っている。
国はこの問題で得をしているのである。
東電も多少の給与カットがあれども一般平均より遙かに高い収入を維持している。
東電も損をしていないのである。
この状況で対象事案が解決する確率は0%だ。 
ゆえに私は自転車操業が続くと断言できる。
無論、損するのは一般消費者層である。

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