2012年9月6日木曜日

超小型車(超小型モビリティー)は売れるか

超小型モビリティーという車両種別の追加が検討されている。
まだミニカーに毛が生えたレベルしか発表されていないが、
最終的には軽自動車をより小さくしたようなものになるだろう。

さて超小型モビリティーが売れるには他にはないメリットが必要だ。
なにがあるだろう。
・小さい(車庫証明もいらない)
・車検がいらないので経済的
・本体も安い(軽自動車より高いと誰も買わないから)
以上。

この超小型モビリティーの問題点はデメリットが多いところだ。
長いので読み飛ばし可。
●中途半端な大きさ。止めるには車の三分の二のスペースは必要なので出先での利便性は車とほぼ同じで駐車場に停めるしかない。車庫証明がいらなくても駐車場は必要なので意味はない。自転車も最近停めづらいのに駐車場以外に停めるところなどない。
●EV車として展開される可能性が高いが出先に充電場所がないのは世間一般の常識。これは超小型モビリティーに限った問題ではないけれど。
●軽量化のためか経費削減のためか「ドアがない」。車上荒らしの多い昨今、車中に何も置けないならバイクと同じであり、無論ナビを付けるなどは論外だ。車内アクセサリーも同様だ。車中で何かを落とすと外に飛んでいくし、そもそも狭いので車中になにかを持ち込むのは危険だろう。積載スペースは後部に付けられるであろう小型トランクのみ。背もたれがあるのでリュックも使えない。またエアコンも当然ないだろう。そして雨はどうするのか。寒いときはどうするのか。黄砂も車内に降り積もる。鹿児島なら火山灰も降り積もる。潮風のきつい地域も大変。付け加えると洗車もやりにくそう。
●時速六十キロ制限あり。高速道路走行不可。
●整備は自己責任。車検がないことの弊害。外観で損耗が分かるバイクや車検を必要とする車と違い、超小型モビリティーは車形状であるため異常が見えない上に専門家に見せるタイミングもない。バイクは壊れても引っ張っていける(路側に退避もできる)が、この車はレッカーが必要なサイズなので故障時の危険性が高い。
まだまだまだ思いつくが、面倒なので中断。。。

これはバイクが運転できない人か高齢者向けかホビーに特化して売り出すべきだろう。
売れないだろうけど。
バイクに乗れるならホンダのジャイロキャノピーの方がお勧め。
ピザ屋が乗ってるやつ。 ちょっと高いけど。
車としてなら軽自動車との差をよく考えてから買うべきだ。

結論。これを売りたいならジャイロキャノピーの新品相場価格の四十万強を下回らないと無理。

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