2013年2月16日土曜日

破壊すると開錠される電子ロック扉

特に意味のない話題であるが、
映画やアニメで見られるシーンに、
「鍵が開かないので電子パネル部分を破壊するとドアが開く」
という意味不明な場面がある。
もしかするとヘボ設計か施工ミスかもしれないが、普通に考えてありえない。

当然だが、認証装置等の付いた電子パネル部分に鍵が掛かっているわけではない。
鍵はドアに掛かっているのである。
電子パネルからは認証情報等の開錠情報がドアの鍵部分などに送信される。
よって破壊するなら鍵部分を狙わねば無意味で、電子パネルの破壊は最悪の選択である。

実際に施錠状態でパネルが壊れた場合どうなるか。
当然開錠情報が鍵部分に伝わらないので二度と開かないドアの出来上がりである。
破壊の衝撃で開錠情報が伝わるということもない。
なぜなら設計者はそうならないように造るからである。
鍵が鍵であるための最低条件なのだから開くわけがない。
ちなみに外から壊せるような場所に鍵部分を作ることもない。

かの都市伝説を作り出したのは誰なのだろうか。
それは気になる。

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