2013年7月26日金曜日

汚染水流出の責任はどこにあるのか

責任とって社長が減給らしい。1っ回こっきり、たったの10%だけ。
甘すぎる。
何故かと言うと彼らの仕事っぷりに評価できる点がないから。
いやどちらかと言えば仕事の順序が悪い。

そもそも「漏水対策のない箱に水を入れると漏水する」事は明らかだった。
どげんしてもムリなのである。
少なくとも現場の作業員のせいではない。
しかし対策や現場の状況や水の量などから最悪の状況を予測するのは可能なはずである。
むしろ最初にする仕事であった。

その上でだ、
『状況が「1」に悪化しました→「2」に悪化しました→「3」に悪化しました』
とやっていると
「仕事しとるんかい!」と突っ込まれる。当然である。
しかも今後も悪化するだろうと考えられてしまう。悪循環である。

しかし
『今後最悪の場合「10」まで悪化する可能性があります』と宣言した後に、
『頑張って悪影響を「3」に抑えております』
とすると評価が変わる。
なんか仕事しているように聞こえる。錯覚だが。
今後の悪化も抑えてくれるだろうと安心感すら出てくる。洗脳である。

上記2つは全く同じ状況での例である。
だが予想の範囲にあるかどうかで心証が全然違う。
人間は予め悪い想定をしていた方が不意の事態に冷静に対応できるのだ。
大きな声では言えないが宗教で最終戦争などを煽るのはこれを元にした洗脳手法である。

それはともかく、
敢えて書こう。
風評被害は政府と東電の職務怠慢が生み出している。
そして今後の被害予測が出ない以上、それは国民にとっては風評被害ではなく「被害」だ。
どこまでも拡大する「被害」なのである。


なお政府と東電が被害予想を出せない理由はいくつか考えられる。
・予想が立てられるほど賢い人がいない
・すでに最悪な予想結果が出ているが最悪すぎて公表できない(保身のため)
・公表しなければ今後いくらでも金が搾り取れる
・もし間違っていたとき責任を取りたくない

他にも理由はあるだろうか?
まあどんな理由であったとしても担当者は人間の屑である、間違いない。
もしかしたら担当者は1人を犠牲に100人を救っているつもりかもしれないが誤りだ。
100人力を合わせて犠牲になる1人を助けて、その上で皆で助かる道を探すべきなのだ。
国民を信用するだけでこの問題は解決する。
できないなら終わりだ。

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