2012年11月7日水曜日

民主党の政治主導とは独裁のことか

相変わらず民主党の迷走が続いている。
今度は田中真紀子氏が見えない何かと戦っているようだ。
今回に限らず民主党の人間はいつも見えない何かと戦って、そして負ける。
彼らは何と戦っているのだろうか。

恐らくだが、彼らは決断力を国民に見せたいのだろうと思っている。
官僚や様々な既得権者をはね除けて正しい決断を行う私、をアピールしたいのではないかな。
ところが説明が足りないので独断による強権政治を行っているようにしか見えない。

「なぜこれまでの決定を変更するのか」
「新しい決定によるメリットはなにか」
主張する機会はいくらでもあるはずなのだが・・・

ぶっちゃけると原因は政治力不足であろう。
アピール不足も根回し不足も議論不足も全て満たしているがそれすら大した話ではない。
彼らは自身の政治が指す未来が描けていないと見える。
すくなくとも国民には見えていない。
たぶんそれがマニフェストだったんだろうけれどねー 
 しかしTVのコメンテーターも新聞の論説も、民主党の政策ってのを総括したことがないのも問題だ。
ないものは纏められないのでそこはマスコミのせいではないのだが、
「ない」ということを報道できなかったのはマスコミの能力不足だ。
まあ誤報と不祥事続きのマスコミにいまさらそれを求めるのも不毛なのだが。

政治主導自体は間違った概念ではないのだ。
それは停滞した政治に風穴を開け、国民主体の政策をもたらすはずだった。
だがそれは有識者の意見無視とは意味が違ったし、独裁政治とは決定的に異なるってこと。
詰まるところ政治家の資質次第ということになるのでこの国はお先真っ暗っぽい。

まあ有名かどうかで議員を決める風習なくならないと日本終わるよね。

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