2012年11月2日金曜日

ダウンロード違法化から一ヶ月

音楽がダウンロードできなくなった人々は津波のごとくCDショップに押し掛け、有名歌手からインディーズまでCDは売れに売れ・・・
るわけがない。
ニコニコ動画で曲をアップロードしていた人がまた捕まった。
今後ニコ動もYouTubeも違法動画は減っていくのではないだろうか。
そうならないと道義的におかしい。
しかし道義的に正しいかどうかはCDの売り上げとは関係しない。

そもそも中身が分からないのに商品となるのは福袋とCDだけである。
そしてハズレのおおい福袋は自然と売れ行きが下がっていくものである。
一旦買わなくなってしまったお客を引き戻すのは難しい。
アタリが多いことを証明しなければならないからだ。
そしてそこまで行くともう内容物を開示するしかなくなる。
商品を見せ、納得した客が買う。
きわめて正当な商取引だ。

だがどうも著作権団体は福袋方式から抜け出せないらしい。
音楽には著作権があるからだ。
著作権を払ったTVやラジオ、少ない店やライブ会場でのみ音楽が聴ける、のが正しいらしい。
むしろそこでしか聴けなくなる。
そして音楽は人から遠ざかる。
しかし「人が音楽を聴く」という原点を制限して、そこに音楽の発展はあるのだろうか。
いや音楽の発展は大切だが、それよりCDの売り上げ上がるんだろうか。
まあ下がってるんだけど。

このまま続けても明るい話題にならないので思いつく対策とか書く。
要は『音楽に触れる機会』が減っているのが原因だと思う。
そしてネット上で音楽に触れている人が多いことはダウンロード違法化の一因である。
じゃあネット上で音楽を公開すればいい。
TVやライブで録音した”雑音入り”の音楽や”曲の一番またはサビだけ”とかなら公開してもいいんじゃないかと思うのだがどうだろう。
曲の一部は視聴サービスでも聞けるが、如何せん検索し辛い。
今の視聴サービスは興味を持ったお客だけが対象で、新規のお客獲得に結びついていない。
TVやラジオのHPと連携して視聴サービスを広げていく必要があると思う。
TV放送で聴いた曲をすぐ検索できるとかね。
とにかく『音楽に触れる機会』を広げなければ成長はない。むしろ死ぬ。

もちろん違法アップロードは取り締まるべき。
けど違法ダウンロードの取り締まりは逆効果だと思う。
ここは宣伝効果の難しいところ。

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