2012年12月12日水曜日

放送倫理・番組向上機構(BPO)という組織はあれど、なぜ番組の質が向上しないのか

放送倫理・番組向上機構(BPO)という組織がある。
NHKと民放各社が出資する団体で、それなりに力を持つ。
ところが「番組向上」の結果が見えない。
番組の質も視聴率も落ちる一方。
なぜか。
この組織は、番組に倫理上の問題があるかどうかを判定するだけ、の組織であるからである。
もちろん放送前の番組内容に口を出すような権限はない。
また利権団体の内部組織であるので放送局自体の批判は一切しない。
よって再び同じような番組が量産されることを止められない。

BPOの批判は特に書かくほどでもない。
褒めるところの方が少ない組織だし。
問題は、番組にケチつけるだけでは番組の向上はないということだ。
ここで書きたかったのは「番組向上機構」を本気で作るべきではないかということ。

速報性でネットに劣り、内容で新聞・書籍に劣るテレビが今死にかけている。
ニュースは少なく、バラエティーは陳腐化し、歌番組なども絶滅の危機。
個々の問題点はハッキリしている。
金の使いどころがオカシイのだ。
つーか視聴者の声を聞けば簡単にクリアできるはずなんだけどなぁ。
利権業界ってのは怖いねぇ。

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