2013年1月9日水曜日

ダウンロード違法化で摘発なしとのNHKニュース

改正著作権法 3か月で摘発事例なし
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130109/t10014672811000.html

なにか前提がおかしい。
交通事故がなかったと聞いたらどう思う?
・それはよかった。事故にあった人はいないんだ。
・そんなバカな。警察がさぼってるんだろう。

いったいNHKは誰に対してこのニュースを報道しているのだろうか。
捕まえられない無能、と警察をバカにしたいのか。
やってないわけないだろう、と国民をバカにしたいのか。

ニュース内に「一方で、海賊版がダウンロードできるサイトは依然として存在しています。」とあるが、NHKは警察に通報したのだろうか。
NHKの見解がまったく書かれてないので、とても他人事な記事にしか見えない。
これが報道機関としての姿勢として正しいのか?
なぜこのような状況なのかを追求するのが報道機関ではないのか?
NHKは通信社ではないはずだ。役割を間違えてはいないか。

そもそもこのダウンロード違法化からして国民の反対署名がてんこ盛りあったのを黙殺して決定された法律である。
法案そのもののが正しいかどうかも決着されずにゴリ押ししたのに、警察がはっちゃけ逮捕に乗り出したらもう収集が付かない自体になる可能性が高い。
ましてや警察はダウンロードの適法・違法を正しく判断して検挙できるのか?
なぜならIP乗っ取り事件によって警察は誤認逮捕と犯人未逮捕で踊る大捜査線を展開中である。
これに加えて誤認逮捕を繰り返したらむしろ捜査官が逮捕されかねない状況だ。
と言うか「コンピュータ犯罪での逮捕は冤罪が多い」という認識が広まりかねない。
警察としては慎重にならざるを得ないだろう。
と言うか法律が不備だらけだ。

ちなみに自民党はダウンロード違法化には賛成側であり、今より厳しくなるであろう非申告罪化への賛成意見も多いと聞く(今は著作権者からの訴えが必要)。
まあそうなれば逮捕者は続出するだろう。
もちろん誤認も含んで。
そのとき責任は誰が取るのかね?

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