2013年1月30日水曜日

年収431万円で生活費540万円、の嘘

読売オンラインの記事である。
しかし図に違和感がある。

年収431万円で生活費540万円…「アベ家」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130130-OYT1T00345.htm

政府の予算を家庭の収支に当てはめたらしい。
収入を平均給与と言われる400万程度に合わせた記事のようだ。
が、
おかしい。
この収入、税金が引かれていない。
つまり手取りで431万円なのである。
(脱税している可能性は考慮しない)
ではこの夫の年収(税金が引かれる前の年収)はホントはいくらなのか。

平均年収.jpより 「年収の手取りは実際にはいくら?」
http://heikinnenshu.jp/tokushu/tedori.html

上記より読売記事の夫の年収は「600万円以上」であることが分かる。
さて、
なぜ平均給与に合わせて書かないのか。
無論、読者に記事が分かりやすくなってしまうからである。
それはとても悲惨な内容である。
収入のほとんどが必要経費に消えていき、借金を返済する余裕など全くなくなってしまう。
しかもこの借金は借り主が死んでも子々孫々と受け継がれていく鬼のような契約となっている。
真面目に書くと民衆がパニックに陥りかねない。
すでにデフレスパイラルには陥っているわけだが、それがより捗ってしまう。
正直今の国会財政、デモが起きないのが奇蹟としか言えない状況なのである。

かくして、なんとかかんとか現実をボカした適当記事が出来上がったわけである。
しかもこれ新聞に載ってるのか・・・程度低ぅ・・・

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